抄録
C-014
対策回路に対するハードウェアトロイの検討
吉田将之・佐藤隆亮(名城大)・熊木武志(立命館大)・吉川雅弥(名城大)
 現在、LSI製造過程などで攻撃者によって組み込まれ、予め定めた条件を満たすと、ユーザーに気づかれずに破壊工作を行うハードウェアトロイが問題となってきている。先行研究では無対策の暗号回路に対してハードウェアトロイを仕込み、秘密情報を推定する研究が行われているが、実際にはサイドチャネル攻撃の脅威により、対策回路が用いられることが多くなってきている。
 そこで、本研究では対策回路に対してハードウェアトロイの検討を行う。