抄録
B-028
UMLアクティビティ図から構造変換された自由選択ワークフローネットに対する活性化マーキング
小林一平・和崎克己(信州大)
著者らは,上位設計とネット検証との中継手段として,UMLアクティビティ図の記述規則と,自動変換後のネット構造条件(拡張自由選択ネット)を定義することで,UML設計への修正点の自動指示と,ペトリネット援用ツールへの構造変換を検討してきた.しかし,構造変換後のネットに対する活性マーキングの設置手法については未解決であった.ここで,変換後のネットを更に自由選択ワークフローネットへ制限することで,活性化マーキング問題は,ワークフローネットの健全性へ帰着できる.本報告ではこれらの活性化マーキングの提案と自動変換援用ツールについて述べる.