抄録
B-019
災害状況に応じた脱出支援を目的とした集団知識型ロボットシステム
安藤孝徳・黄 潤和(法大)
この研究は災害時等に共同するロボットを用いることで多種多様な災害状況に対応して、脱出支援が出来るシステムの開発を目指したものである。現在の大規模都市等にある地下街、ショッピングモールといった広大かつ出口が限られている構造の建築物には人々への非常時の対策が不十分と考え、設置が容易かつ多目的に使用でき、環境の変化に対応したシステムを提案する。今回は機能の一部として有毒ガスが発生したと仮定し、このモデルを利用した解決手法を提案する。複数のロボットは気体、新たな障害物など動的的に変化する環境データを得て、アドホックネットワークで共有し、共同して、出口への誘導を行う。