抄録
B-007
GRAPE-DRボードを用いた計算機合成ホログラム計算の高速化
柳橋 健・熊木達巳・老川 稔・角江 崇・増田信之・下馬場朋禄・伊藤智義(千葉大)・福重俊幸(K&F Computing Research)
仮想的な物体データを用いて計算機で作成したホログラムをCGH(Computer Generated Hologram)というが,CGHを作成する際に膨大な計算量が必要といった問題がある.本研究では,科学技術計算用として開発されたGRAPE-DRアクセラレータボードを用いた計算機によりCGH計算の高速化を行い,他の計算機システムとの比較により有効性を検証した.結論として,GRAPE-DRアクセラレータボードは他の計算機システムと比較し,物体点数の多いCGH計算に対して高速で安定した処理が可能であることがわかった.