抄録
A-035
局所エネルギー最小化法における近傍半径パラメータの効果
辻本陽平(北大)・鈴木育男(北見工大)・山本雅人・古川正志(北大)
様々なデータをノードとエッジの組み合わせで表されるネットワークでは,WWWや電力網,知人関係,神経網などを表現できる.
ネットワーク構造の特徴を理解するために,ネットワーク可視化を行い,人間の高い認識能力を利用することで,新たな知的創出の手助けになることが期待されている.
本研究では力学的手法を基にした,高速にレイアウトするネットワークの可視化手法である局所エネルギー最小化法(LEM)を用い,LEMにおける力の平衡状態に陥る状態を防ぎながらレイアウトすることを目的とする.
この目的を達成するため,近傍半径パラメータを動的に変化させることを提案し,その変化の効果を検証する.