抄録
A-031
平面図形の8次格子表現
神藤悠希(日大)・穴田浩一(早大高等学院)・夜久竹夫(日大)
我々は平面図形の表示に適したデータ構造について扱う。
平面図形を均一矩形分割で表現する場合、一部の解像度を高くするために、全体の解像度を高くする必要がある。そのため、ディスプレイ等に表示するのに長い計算時間を要し、作業効率の低下が考えられる。
本論文は、8次格子グラフの技法を応用し、平面図形を不均一な矩形分割で表現する手法を示す。これにより図形の部分に応じて解像度を変化させることができ、表示に要する計算時間を短くすることができる。
さらに、例を用いて我々の方法により表現された平面図形の解像度と、既存の方法であるヒルベルト走査法により表現された平面図形の解像度と比較を行う。