抄録
A-010
ノードの特徴量を考慮したネットワーク間類似度
滝見優太(北大)・鈴木育男(北見工大)・山本雅人・古川正志(北大)
近年の複雑ネットワークの研究によりネットワークもしくはそれを形成するノード,リンク等の特徴を表す値として平均最短経路長,クラスタリング係数,媒介中心性といったものが知られている.
しかし,二つのネットワークを比較する場合,特徴量の比較だけでは全体としての比較しかできず一部の構造的類似などを考慮していない.
本研究ではネットワークの類似性を測る指標を提案し、ネットワークが持つ各特徴値がどのようにこの指標に影響を与えているか、ネットワークの類似性を測定できているのかを検証する。