「フィンテック/ブロックチェーン」特集への論文投稿のご案内

情報処理学会デジタルプラクティス編集委員会

本特集では、フィンテックやブロックチェーンの活用に関して、著者自身のプラクティスに基づいた論文を募集します。

フィンテック (FinTech) とは、FinanceとTechnology を組み合わせた造語です。広義には金融分野における技術全般を指していますが、近年では 特にIT技術を用いた新しい金融サービスやソリューションに注目が集まっています。 金融サービスは従来、認可された金融機関だけが提供するものでしたが、フィンテックの登場により多くのスタートアップ企業や非金融系企業が参入し、決済や送金、融資などの金融サービスを提供しています。AIやブロックチェーンなどの先端技術を活用し、また時には自社の持つ非金融系ビジネスと効果的に組み合わせることで、新しいビジネス機会の創出や効率化によるコスト削減を実現しています。一方で既存の金融機関は、フィンテックの台頭による既存市場の侵食を脅威と感じ、社内にイノベーション専門組織を立ち上げるなどして、新しい金融サービスを模索しています。

多くのフィンテックは新しい顧客体験を実現することにフォーカスしていますが、日頃顧客の目に触れない裏の業務についても、様々な改革が行われようとしています。例えば、 ブロックチェーンは仮想通貨を実現する技術として登場しましたが、その発展系として、小口決済だけでなく、銀行間決済や国際送金などへの実用化が進んでいます。また、決済にとどまらずに、複数企業間をまたがる 基盤技術としてのブロックチェーンの活用も注目を浴びており、金融業界だけでなく非金融業界でも、様々なユースケースにおける実証実験が行われています。この中には、既存の業務における情報連携や業務プロセスの効率化を実現するといったものから、ブロックチェーンを活用した新たなビジネスモデルの創出といったものがあります。また、ブロックチェーン基盤自体も多くのものが乱立しています。

フィンテックやブロックチェーンに関する業界の動向は非常に変化が早く、関連するニュースが紙面を賑わせない日はないといっても過言ではないほどです。一方で、多くの技術がスタートアップ企業などの小規模な取り組みから生まれてきたこともあり、学術的な研究結果がビジネスに生かされているかというと、必ずしもそうとは言えません。一方で、 業界における様々な先進的な試みやビジネスモデルが、学術界においてあまり知られていない傾向もあります。

そこで本特集としては、フィンテックやブロックチェーンの実践事例を募集します。 現状の課題や、技術を活用して新しいサービスを実現しようとしたときに直面するチャレンジなどの有用な知見を共有することで、産業界と学術界の連携が促進されることを目指します。

トピックとしては例えば、以下のようなものを含みます。

  • フィンテックによる新しい金融サービスの開発・運営事例
  • AIやブロックチェーンなどの技術を活用したビジネスの実践事例
  • ブロックチェーンを適用した金融業務改革の実証・実践事例
  • ブロックチェーンによる非金融分野(例:医療、教育、サプライチェーン等)の実証・実践事例

多くの皆様からの投稿をお待ちしています。


投稿要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読のうえ、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください。原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(editdp"at"ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください。
(注)上記メールアドレスの"at"は@に置き換えてください。
掲載料については こちらをご参照ください。

(2) 投稿締切:2018年11月5日(月)17:00

(3) 掲載特集号:2019年7月号(Vol.10 No.3)

(4) 特集エディタ:吉濱佐知子(日本IBM),上條浩一(日本IBM),茂木 強(科学技術振興機構)

(5) 特集号編集委員
編集委員長:吉野松樹(日立)
副編集委員長:茂木 強(科学技術振興機構)
編集委員:荒木拓也(日本電気),田島 玲(ヤフー),飯村結香子(NTT),石黒剛大(三菱電機),今原修一郎(東芝),大嶋嘉人(NTT),鬼塚 真(大阪大学),上條浩一(日本IBM),斎藤彰宏(日本IBM),澤谷由里子(東京工科大学),澤邉知子(日本大学),柴崎辰彦(富士通),新田 清(ヤフー),濱崎雅弘(産業技術総合研究所),平井千秋(日立製作所),平林元明(日立製作所),福島俊一(科学技術振興機構),藤瀬哲朗(三菱総研),藤原陽子(レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ),細野 繁(日本電気)
アドバイザ:喜連川優(国立情報学研究所・東京大学)
(論文募集公開時点(2018年8月))


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