「ディープラーニングのプラクティス」特集への論文投稿のご案内

情報処理学会デジタルプラクティス編集委員会

現在の第3次人工知能ブームを牽引しているのは機械学習技術の発展だと言われます。特に、この10 年の間に大規模なニューラルネットワークによるパターン認識・機械学習技術、いわゆるディープラーニング(Deep Learning: 深層学習)が急速に進展しました。画像・音声の認識、将棋・囲碁などのゲームでは、人間と同程度、あるいは、それ以上の性能を持つまでになりました。その応用分野も急速に広がりつつあります。

さらに、ディープラーニング技術のインパクトは、パターン認識・機械学習の飛躍的な精度向上にとどまらず、問題の解き方やアプリケーション構造の刷新、研究開発とビジネス運営のフォーメーションの変革などにも波及しています。例えば、ディープラーニングによって、入力から出力までの様々な構成要素から成る処理のEnd-to-End 最適化が可能になり、個々の構成要素をチューニングして組み上げる従来のアプローチが置き換えられるようになってきています。また、研究成果を事業部門に渡すシーズアウト型のビジネス開発体制は古い時代のものとなり、ディープラーニングの最先端の技術・ビジネスは、研究開発とビジネスが一体となった現場とリアルデータから生まれています。

したがって、ディープラーニングの技術進化(日々多数の技術論文が発表されています)の一方で、ディープラーニング技術を用いたソリューション、リアルな問題解決、ビジネスにおいては、上述のような様々な刷新・変革への取り組みがなされてきていることでしょう。

そこで、本特集号では、ディープラーニング技術を活用したソリューション、リアルな問題解決、ビジネスなどの実践事例に関する投稿論文を募集します。その実践事例を通して、著者自身が得た有用な知見や、刷新・変革への取り組みにおけるプラクティスなどが共有されることを目的とします。

活発な投稿をお待ちしています。

 

[投稿を期待する論文]

  • ディープラーニング技術を活用したソリューション、リアルな問題解決、ビジネスなどの実践事例に関する論文

[実践から得た知見・プラクティスの例]
(下記は一例であって、これらに限定するものではありません)

  • ディープラーニング技術の適用によって、問題の解き方やアプリケーション構造がどのように刷新され、どのような効果(場合よっては副作用)を生んだか
  • ディープラーニング技術(ブラックボックスで解釈性や品質保証に課題があると言われる)を活用したソリューションやビジネスの開発・運営において、顧客・ユーザーの理解や満足を高める方法
  • ディープラーニングの研究開発とビジネス運営のフォーメーション、あるいは、ビジネスモデルを従来型からどのように変革したか
  • ディープラーニングの精度や問題解決の達成度を左右する学習データの量・質をどのように確保したか

なお、デジタルプラクティス論文誌Vol.8, No.2「社会に浸透する画像認識」特集号(2017年4月発行)に掲載された座談会記事「画像認識応用におけるディープラーニングのインパクト」で、関連する議論が取り上げられています。本トピックにご興味のある方は、こちらの特集号・座談会記事もご覧ください。


投稿要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読のうえ、 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください。原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(editdp"at"ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください。
(注)上記メールアドレスの"at"は@に置き換えてください。
掲載料については こちらをご参照ください。

(2) 投稿締切:2018年8月20日(月)17:00(受付終了しました)

(3) 掲載特集号:2019年4月号(Vol.10 No.2)

(4) 特集エディタ:篠田浩一(東京工業大学),福島俊一(科学技術振興機構),今原修一郎(東芝)

(5) 特集号編集委員
編集委員長:吉野松樹(日立)
副編集委員長:茂木 強(科学技術振興機構)
編集委員:荒木拓也(日本電気),飯村結香子(NTT),位野木万里(工学院大学),今原修一郎(東芝),大嶋嘉人(NTT),鬼塚 真(大阪大学),上條浩一(日本IBM),北村操代(三菱電機),齋藤正史(金沢工業大学),澤谷由里子(東京工科大学),澤邉知子(日本大学),柴崎辰彦(富士通),新田 清(ヤフー),濱崎雅弘(産業技術総合研究所),平井千秋(日立製作所),平林元明(日立製作所),福島俊一(科学技術振興機構),藤瀬哲朗(三菱総研),藤原陽子(レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ),細野 繁(日本電気)
アドバイザ:喜連川優(国立情報学研究所・東京大学)
(論文募集公開時点(2018年5月))


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