「モバイル時代のサービス」特集への論文投稿のご案内

情報処理学会デジタルプラクティス編集委員会

 本特集では、モバイルデバイスとサービスの開発を通して得られたプラクティスを含む論文を募集します。

 ITUが今年7月に発表した”ICT Facts and Figures 2013”によれば、世界の携帯の普及率は、96.2%に達しました。これはPCの普及率の40.7%を大きく上回っています。モバイル・ブロードバンド(スマートフォン)を利用してインターネットにアクセスする個人の割合は、世界平均29.5%で、固定回線を通じてPCでインターネットにアクセスする人の割合9.8%を大きく上回っています。重要なことは、いまや「万人のもの」となった携帯の普及をベースに、携帯からスマートフォンへの移行が、全世界で10億人規模で急速に進行しようとしていることです。それは、現在38.8%にとどまっているインターネットの利用が、今後飛躍的に拡大するだろうことを意味しています。

 スマートフォン、タブレット端末の急激な普及により、情報サービスの主役は、PCからモバイルデバイスに移行しようとし、モバイルデバイスを活用する領域は、ゲームやSNSといったコンシューマ向けのサービスに止まらず、かつてはIT利用の本丸であったエンタープライズの領域に拡大しようとしています。また、クラウドサービスのクライアントとしてのモバイルデバイスの普及は、同時に、クラウド利用の一層の拡大をもたらすでしょう。デバイスとクラウドのサービスが、ITの風景を大きく変えようとしています。

 かつて、日本は「携帯先進国」として、携帯の分野では、世界の先端を走ってきました。モバイルとサービスの時代でも、日本から、新しいモバイルデバイスとサービスが登場することに期待したいと思います。本特集では、モバイルデバイスとサービスの開発を通して経験した課題とその解決策について、モバイルデバイスとサービスの活性化につながるようなプラクティスを含む論文を募集します。

 モバイルデバイスとサービスの開発の例としては、以下のようなものがあげられます(しかしこれらに限られません)。

  • (モバイルデバイスの開発の例)
    • グローバル市場をターゲットとした取り組み
    • デバイスの差別化の取り組み
    • モバイル・ネットワークの接続性の技術的な改善の取り組み
  • (サービス開発の取組の対象の例)
    • ゲーム、SNS、eコマースサイトなどのコンシューマ向けサービスト
    • 企業などのユーザ向けサービス
    • ビジネスで利用する社内向けサービス

 また、以下のような共通の取組の視点があげられると思われます。

  • (取組の視点の例)
    • モバイルデバイスサポート(機種、OS等の多様性)
    • セキュリティ・プライバシー保護
    • 短納期、低コスト開発
    • モバイルデバイス管理(MDM)
    • 高トラフィック対策
    • 新たなビジネスおよびビジネスモデルの創出、等

 本特集号では、モバイルデバイスとサービスの開発に関する、上記の取組の対象・視点を含む著者ご自身のプラクティスに基づいた提案や実践において有用であると確認できた知見を求めます。
 多くの皆様からのご投稿をお待ちしています。


投稿要領

(1) 論文の執筆要領
論文執筆にあたっては, 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿執筆案内をご一読のうえ, 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください.原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(editdp"at"ipsj.or.jp)宛てにSubjectに特集名を記載して送信してください.
(注)上記メールアドレスの"at"は@に置き換えてください.
掲載料については こちらをご参照ください.

(2) 投稿締切:2014年2月5日(水)17:00

(3) 掲載特集号:2014年10月号(Vol.5 No.4)

(4) 特集エディタ:丸山不二夫(早稲田大学)

(5) 特集号編集委員
編集委員長:平田圭二(はこだて未来大学)
編集委員:青山幹雄(南山大学),赤津雅晴(日立製作所),伊藤 智(産業技術総合研究所),上原哲太郎(立命館大学),浦本直彦(日本IBM),海老原吉晶(オムロン),黒橋禎夫(京都大学),住田一男(東芝),谷口倫一郎(九州大学),中野美由紀(東京大学),中村祐一(日本IBM),平木 敬(東京大学),平山雅之(日本大学),福島俊一(NEC),冨士 仁(NTT),峯松信明(東京大学),茂木 強(科学技術振興機構),吉野松樹(日立) アドバイザ:喜連川優(国立情報学研究所・東京大学)


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