「情報処理学会デジタルプラクティス」への一般論文投稿のご案内

 

情報処理学会デジタルプラクティス編集委員会

 「デジタルプラクティス」は,日々実務の現場で情報技術 (IT) を実践している皆様が,そのIT実践から得られた知識や経験などを発表する場です.今や,実務の現場でITを実践している方々は大変多く,積み重ねられる創意工夫,生み出される新しい利用法,それらの経験から得られる教訓の量も膨大です.情報処理学会は,その創意工夫,利用法,教訓などを個人の内に蓄積したり周囲のみに流通させるだけではなく,論文という形にして,社会全体で公開共有し再利用する必要があると考え,デジタルプラクティスを創刊しました.

 実務の現場でITを実践している方々とは,例えばその一部を挙げると,プログラマ,SE,ハードウェア開発者,Web デザイナなどの情報処理技術者,情報サービス提供,組み込みシステム設計開発,ネットワークソリューション構築,セキュリティなど情報関連産業の現場にいらっしゃるエンジニア,マネージャ,コンサルタントの方々ということになります.しかし,もちろん,これだけには限りません.芸術や人文科学などの応用分野,自治体や教育などの実務の現場でITを実践する方々も含まれます.さらにITが社会の隅々にまで浸透すれば,実務の現場でITを実践している方々の範囲はますます広がると考えています.

 デジタルプラクティスはIT実践に関する成果を述べた論文を募集します.実践的な成果とは,著者自身のIT実践や体験から得られた知識,実践において有用であることが確認された知見,著者自身の実践や体験に基づいた提案,現場でやってみて初めて分かったこと(先行事例では触れられていなかったこと),実際に取り組んでみたら常識や予想と食い違う事態に直面した経験,実務の現場におけるIT実践例・経験・ノウハウ等を指します.独創性は重視しますが,技術的な新規性は重視しません.それら実践的な成果を,読者である実務家の方々に効果的に伝えるために,内容の抽象化,整理,ストーリー化,構造化,評価,他の実践との比較等を十分意識して論文を執筆していただくことが大切です.デジタルプラクティスには非会員の方も投稿することができます.論文誌,学会誌,デジタルプラクティスの比較がございますので一読していただくことをお勧めします.

 ITプロフェッショナルである皆様にとって,自分の仕事の知見を論文の形でまとめることには大きな投資対効果があります.過去に自分がやった仕事のことを忘れてはいないでしょうか?「この問題は以前解いたことがあるな」と思っても,断片的な資料やあやふやな記憶では再構成できません. 論文とは,ある知見についての完結した記述ですから,未来の自分も含めて,時間と空間を超えて自分の仕事で得られた知見を伝えていくことができます.ぜひ,「デジタルプラクティス」の場を利用して,皆様の仕事の成果を残していくことをお勧めします.

デジタルプラクティスでは,必ずしも論文執筆に慣れておられない筆者を支援するために,審査のプロセスに編集担当を交えた添削プロセスを導入します.著者からの相談を受けた編集担当が論文執筆指導や添削を行いつつ,著者と協力して論文の質の向上を図ります.添削プロセスによって,論文執筆に馴染みの薄い著者にも論文を執筆しやすい環境が提供され,分野が異なる読者にも理解しやすい論文が採録されるようになると期待しています.採録された論文は情報処理学会の電子図書館から無料で公開される予定です.

デジタルプラクティス論文マニフェスト

プラクティス論文(digital practice paper) とは
① 自らの経験に基づく(based on own experience )
② 新規性よりも有用性を重視した(focus on usefulness rather than novelty )
③ 再利用可能な(reusable )
④ 論理性を持つ(logical )
知見(knowledge )を表現した論文である。

以下に具体的なキーワードや技術分野の一例を挙げます:

  • Web アプリケーション
  • クラウドコンピューティング
  • 標準規格とIT とビジネスモデル
  • セキュリティ
  • 情報システム構築とプロジェクト管理
  • CIO/CTO
  • 教育
  • 要求仕様書
  • サービスサイエンス
  • IC カード
  • 組み込みシステム
  • IT 系コンサルティング

しかし,以上に限定されるわけではありません.


投稿要領

論文執筆にあたっては, 「情報処理学会デジタルプラクティス」投稿案内をご一読のうえ, 「情報処理学会デジタルプラクティス」原稿テンプレートによりご投稿ください.原稿は電子メールでデジタルプラクティス担当(editdp"at"ipsj.or.jp)宛てに送信してください.
(注)上記メールアドレスの"at"は@に置き換えてください.
掲載料についてはこちらをご参照ください.

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