第3回アクレディテーション委員会議事録

 

日時:平成13年9月8日(土)

場所:情報処理学会事務局

出席者:牛島,都倉,大岩,米田,小平,筧,黒川,松本,石原,富樫,

    高橋,柴山,安浦,神沼,阿草,佐藤,和田,市川,木村,

    谷口,柳川(事務局)

配布資料:2001-3-1:開催通知(議題)

     2001-3-2:第2回委員会議事録

     2001-3-3:情報処理学会アクレディテーション研修会(案)

          (牛島委員長メイル)

     2001-3-4:理工系情報学科協議会会長(阿草委員)からのメイル

     2001-3-5:情報処理学会ホームページのトップページ

     2001-3-6:ソフトウェアエンジニアリング分科会委員一覧

     2001-3-7:Internatinalizing the CC2001 Software

              Engineering Volume(松本委員メイル)

     2001-3-8:ソフトウェアエンジニアリング分科会

              2001年度活動方針案

     2001-3-9:平成14年度IT関連背策の概要

     2001-3-10:2001年度「技術者教育プログラム認定の試行」に

              向けて 静岡大学情報学部情報科学科コース

 

報告事項:

 

1.理工系情報学科協議会会長阿草清滋教授(名古屋大学)に委員として加わっていただくことになった.

 

2.8月24日基準試行委員会報告(大岩委員)

 ・JABEEのホームページで公開するのは分野別要件までとし,各領域ごとの要件については担当学会のWebサイトで公開するという情報処理学会の意見は好意的に受け取られ,その方向で検討が行われることになった.

 ・経営工学会から,IS領域と一緒にやれそうだという意見があった.

 

3.8月6日〜8日に審査手順の文書化のための合宿について(牛島委員長,筧委員)

 ・アクレディテーション委員会の委員+今年度の受審側(静岡大学から2名)

 ・JABEEの提供する文書に加えて,審査の流れ(時系列情報),訪問審査の時間割(例示),自己点検書作成の手引きの補足(特にアウトカムズ評価),諸注意を準備しなければならない.完成にはさらに仕上げが必要である.

 

議題:

 

1.分野別要件について(筧委員)

 ・経過報告

  6月9日(前回委員会) Ver1.0

  7月16日 Ver1.2

  8月3日 電子情報通信学会との協議

       領域や修得する内容をキーワードで表現

  8月7日 Ver1.3.1 情報処理学会ホームページに公開

 ・現在の案(分野別要件のみをJABEEが承認し各領域については担当学会のHPで示す)を委員会として承認した.

 ・機械学会,電子情報通信学会も情報処理学会と同様に領域での要件を学会のWebサイトで公開する方針

 ・このような方式を採ればメディア系などが整備された場合には学会の範囲内で領域として認めればよい.

 

 

2.アクレディテーション研修会(資料2001-3-3,2001-3-4)

 ・11月9〜10日に東京で開催(筧委員に実行委員をお願いする)

 ・審査員養成については産業界との連携が重要であり,産業界に参加要請を強くお願いする必要がある.

 ・審査員養成研修会と受審大学への情報提供であることを明示する.

  (前者についてはJABEEの承認が必要)

 

3.受審する立場との議論(資料2001-3-10(静岡大学))

 ・学習・教育目標が科目に展開されることになるが,目標がどう達成されようとしているかが分かる情報を提示することになってい点が重要

 ・現在の案で準備は可能か?:書けることを前提として準備を進めている

 ・どの作業にどの程度の時間を要したかの記録を取っておくのが良い

 関連した質疑事項

 ・情報学部全体が対象か?

  情報科学科のみ(学部学生の半数,関連する教員数は2/3)

 ・情報科学科卒業生全員がクリアするのか,それとも一部と考えているのか

  全員クリアすることを目標とする.

 ・卒業生へのインタビューはどのように考えるか

  大学院生中心にならざるを得ないが,地元の企業にもいるのでそれを対象

  就職先の企業からの評価があった方が良いかもしれない

 ・アクレディテーションの意義は

  プラスの評価による宣伝効果(主要な意義)

  マイナスの評価を基にした環境の改善も考えられるが,本来の姿ではない

 

4.審査委員会の設置

 ・アクレディテーション委員会の下に委員会の役員と理事会構成員数名で,委員長はアクレディテーション委員会委員長が兼務という形を考えており,この線で鶴保会長,村岡副会長に提案中である.

 

5.今年度の試行の審査チーム

 ・静岡大学情報学部情報科学科(12月3日〜4日)

  審査長:和田英一(富士通研)

  審査員:萩原健一(阪大),中森真理雄(東京農工大),

      電子情報通信学会から一名

  オブザーバー:井田哲雄(筑波大),木村泉(中京大),橋本昭洋(阪大)

 ・会津大学コンピュータ理工学部(1月15〜16日)

  審査長:当麻喜弘(東京電機大)

  審査員:神沼靖子(前橋工大),首藤勝(大阪工大),高橋延匡(拓殖大),

      丸山文宏(富士通研)

  オブザーバー:村田正幸(阪大),谷口倫一郎(九大)

 ・琉球大(12月16日〜18日,電子情報通信学会が主担当)

  審査員:牛島和夫(ISIT)

  オブザーバー:1名参加予定

 

6.全国大会の特別セッションについて(7月31日付牛島委員長メイル参照)

 ・3日目(3月14日)に実施

 ・試行の報告,受審校の立場,ソフトウェア工学関連,技術士との関連のトピックを予定

 

7.その他

 ・平成14年度のIT戦略について(資料2001-3-9,佐藤委員)

  産学連携の今後の進め方について十分議論する必要あり

  (リスクのある技術開発は国や大学が中心となるべき)

 ・SE分科会の報告(資料2001-3-9,松本委員)

 ・次回は11月の研修会後に予定