JABEE


情報および情報関連分野の分野別要件は,情報処理学会・電子情報通信学会・電気学会の共同審議に基づいて,情報処理学会から JABEE に提案し,JABEEが定めたものです。正本は,日本技術者教育認定基準2004-2006年度版(PDF 419KB)の10ページに収録されています。ここには,読者の便宜を考えて,その内容を複写して示します。


分野別要件

V2.0

−情報および情報関連分野−

この要件は、情報および情報関連分野の一般または特化された領域(CS: computer science, CE: computer engineering, SE: software engineering, IS: information systems, またはその他類似の領域)の技術者教育プログラムに適用する。

1.修得すべき知識・能力

教育プログラムの修了生は、つぎに示す知識・能力を身に付けている必要がある。

  1. つぎの学習域すべてにわたる、理論から問題分析・設計までの基礎的な知識およびその応用能力
  2. プログラミング能力
  3. 離散数学および確率・統計を含めた数学の知識およびその応用能力
  4. 教育プログラムが対象とする領域に固有の知識およびその応用能力

2.教員

  1. 教員組織には、第三者が使用することを前提とする情報処理システムの制作経験をもち、システム開発プロジェクトを指導し学生を教育できる能力をもつ十分な数の専任教員が含まれていなければならない。

補足説明

  1. 情報および情報関連分野に属する申請プログラムの審査は、情報処理学会、電子情報通信学会および電気学会が協力して担当する。
  2. 情報および情報関連分野の一般または特化された領域(CS、CE、SE、IS、またはその他類似の領域)の具体的設定および教育プログラムの内容・目標の設定は、プログラム提供側が自ら行うものである。