技術者教育プログラム認定の実施方法の概要を説明ますが, 詳しくはJABEEのホームページの
「日本技術者教育 認定および審査方法」をご覧ください.
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審査および認定の対象
日本技術者教育認定機構(JABEE)が認定する対象は「技術者教育プログラム」です.
これは理工系の大学の学科, 専修コースと一致しているかもしれず,
またその一部かもしれず, あるいは複数の学科,
コースに跨って決められているかもしれません.
しかも認定の対象はプログラムのカリキュラムではなく, カリキュラムも含めた,
教育方法, 評価方法, プログラムの改善方法など,
プログラムの全般にわたって審査が行われます.
認定審査を受けるには,
その教育プログラムの学習・教育目標が公表されている必要があります.
しかもその学習・教育目標が, JABEEの定めた基準を満たしている必要があります.
教育プログラムはその学習・教育目標を達成するよう,
カリキュラムその他が用意してなければなりません.
教育プログラムが認定を受けるには, 学生が4年間に取得する単位数が規定を満たし,
学生が教員と接している総学習保証時間も規定量を満たす必要があります.
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審査の進め方
審査を受ける教育プログラムは,
審査を申請するとプログラム自己点検書を作成します.
これはその教育プログラムがJABEEの決めた審査項目をいかに満たしているかを評価し,
また教員のデータなど, 大量の添付資料を用意しなければなりません.
JABEEは審査を然るべき学会, 協会に依頼し, 学協会は審査チームを構成します.
審査チームは審査長と2, 3名の審査員, 場合によってはオブザーバを含めて構成され,
その審査チームが教育プログラムから送られてきた資料とプログラム自己点検書を調査します.
さらに審査チームは, 審査すべき教育プログラムの実地審査を行います.
これは通常, 日曜の夕方に現地に集合し, 月曜と火曜に先方の大学に出向き,
資料を見たり, 教員に質問を行ったりして,
プログラム自己点検書に書かれていることが正しいことを確認し,
また点検書をみただけでは分からなかったことを調査します.
火曜の午後にプログラム側に審査結果を報告して実地審査を終えます.
審査長はまた実地審査報告書をJABEEに提出します.
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判定
JABEEの認定委員会は審査長が提出した報告書を審議し, 認定の合否を決定します.
合格と判定された教育プログラムは公表されます.
この判定は最長5年間有効です.
2002年 2月 4日 更新