情報処理学会 アクレディテーション委員会 ソフトウェアエンジニアリング分科会 2003年度 第1回委員会議事録(案) 日時: 2003年8月5日 14:00〜17:00 場所: 情報処理学会会議室 出席者 (敬称略) 松本(ASTEM),阿草(名大),玉井(東大),富樫(静岡大),沢田(京大;記録) 配布資料 2003-SE-1-1 開催通知 2003-SE-1-2 IPSJ-SE 推奨カリキュラム SEEK対応表 (簡略版) 2003-8-5版 2003-SE-1-3 IPSJ-SE 推奨カリキュラム SEEK対応表 2003-8-5版 2003-SE-1-4 IPSJ-SE 推奨カリキュラム案 2003-8-5版 2003-SE-1-5 日本技術者教育認定基準 2003-SE-1-6 日本技術者教育認定機構 自己点検書 2003-SE-1-7 学習・教育目標の水準設定 議題 1. 審議事項 1.1 委員人事 西オブザーバを委員(幹事)として委員会に加えることについて松本委員長から提案され,了承された. 1.2 SEカリキュラム参照モデル案の検討 松本委員長から,資料 2003-SE-1-2〜4 に基づいてカリキュラム参照モデル案の説明があり,議論が行われた. カリキュラム案に対して大岩委員からの指摘(電子メール)も含め,次のような意見が出された. ・線形回路および電気電子回路を1年次で学ぶ必要性に疑問 ・1-2年次のプログラミング科目が不十分 ・2年前期「情報理論および計算理論」と2年後期「形式言語,オートマトン,正規表現および文法」の内容が重複していないか? 確率統計と情報理論を一科目に統合,計算理論,形式言語を別の一科目に統合してはどうか? ・SE7, SE2 が重複していないか? SE7 はソフトウェア工学で扱うモデル全般が対象(プロダクト/プロセス/マネジメント) SE2 は形式的モデリングのための基礎 ・人工知能,制御,OR がない SAS に含めて大学の独自性に任せる ・知的財産権などの問題 4年前期 SE4,3年後期インターンシップ・工場実習,SE5 などで講述 SEEK の PRF 項目には明示されていないが,IPSJ ではいずれかの科目において明示する方向とする ・チームによるソフトウェア構築の演習がない 個別科目の検討 [1年前期] ・コンピュータ入門 変更なし ・プログラミング入門 プログラミング(1),プログラミング(2) に分割して各半期 プログラミング(1) (1年前期) = データ構造まで →高校の情報科目や一般教養と重ならないか? (過度に気にしない) プログラミング(2) (1年後期) = ポインタ以降 ・プログラミング演習を入れるか? プログラミング(1), (2)に演習(1講義時間)を入れ,それぞれ3単位にする [1年後期] ・離散数学と情報代数 科目名「離散数学と代数構造」とする ・線形回路及び電気電子回路 必要な部分については,2年前期「論理回路及びデジタル回路,集積回路」に含め,単一の科目とはしない ・データ構造とアルゴリズム 半期ですべて教えるのは難しい? →プログラミング(1), (2) の演習でカバーする [2年前期] ・論理回路及びデジタル回路,集積回路 電気電子回路の内容を含め,「電子回路及び論理回路」とする ・論理基礎 科目名「論理と推論」とし,ホア論理,(モデル検査?,時相論理?) などの内容を含める ・確率・統計 変更なし ・情報理論及び計算理論 科目名「情報理論及び符号理論」とし,伝送符号などの内容を含める. 計算理論の内容は2年後期「形式言語,オートマトン,正規表現,および文法」に含める. ・オペレーティングシステム 変更なし ・プログラミング言語 変更なし ・SE1コンストラクションの技術とツール 科目名「構築技術」とする ツールを使った構築演習(1講時)の内容を加え 3単位とする [2年後期] ・演習(個人プログラミング/シーケンシャル) 「個人」でのプログラミングに限定しない.チームプログラミング演習も行う ・形式言語,オートマトン,正規表現および文法 科目名「形式言語と計算理論」とし,計算理論の内容を含める ・コンピュータアーキテクチャ 変更なし ・コンパイラ 変更なし ・デジタル通信及びコンピュータネットワーク 変更なし ・HCIとヒューマンファクタ 変更なし ・データベース基礎 変更なし [3年前期] ・演習(コンピュータエンジニアリング演習) 変更なし ・信頼性工学 変更なし ・SE7 ソフトウェアモデリング 科目名「ソフトウェアモデル」とする ・SE8 ソフトウェア設計第一 科目名「ソフトウェア設計(1)」とする ・SE10 ソフトウェア検証第一(ソフトウェアテスト) 科目名「ソフトウェア検証(1)」とする [3年後期] ・演習(個人プログラミング/並列・オブジェクト指向) 「個人」でのプログラミングに限定しない.チームプログラミング演習も行う ・インターンシップ・工場実習 全国的に展開する受け皿がないのでは? 科目名「専門職業演習」として,企業でのインターンが必須であるようなイメージとしない ・SE2 形式手法とモデリング論 科目名「形式手法とモデル論」とする,ホア論理の内容は明示しない ・SE5 組織論とマネジメント 変更なし ・SE9 ソフトウェア設計第二 科目名「ソフトウェア設計(2)」とする. ・SE12 開発プロセスと保守 変更なし [4年前期] ・卒業研究A 変更なし ・システム工学と問題解決法 変更なし ・SE3 工学基礎 変更なし ・SE6 コミュニケーションと要求獲得の技術 科目名「コミュニケーションスキル」とし,演習つきにする. 変更には「要求獲得」の内容を明示する. ・SE4 経済性分析とプロフェッショナリズム 専門職業演習とのバランスで内容を整理する. ・SAS 変更なし [4年後期] ・職業指導 削除して SAS に含める ・卒業研究B 変更なし ・SAS 変更なし ・SE11 ソフトウェア検証第二 変更なし ・SE13 ソフトウェア品質 変更なし 1.3 JABEE 受審のためのSE雛型モデル作成 資料2003-SE-1-7 に基づき,SE雛型モデルの作成方針について検討を行った. ・雛型モデルの位置付けについて 自己点検書の雛型ではなく,受審プログラムの枠組 すでに電子情報通信学会で電気電子工学に関して(2003-SE-1-7)作成しており,これは一般的な枠組で SE に特化できる点はない.流用可能. ・参考にできる自己点検書の雛型があった方が便利 当分科会では受審のための指導書的位置付けとして,1.2 で審議した SE カリキュラム参照もでるに基づき,自己点検書の雛型を作成する. 富樫委員が中心となって作業を進める.8月末を目標に作成. 2 報告事項 2.1 JABEE2004年版審査基準 2003-SE-1-5 に基づいて松本委員長から報告があった. JABEE2004年版が作成されており,コメントを求めている最中とのこと. 何か問題があれば,各委員からコメントを提出する. 次回委員会 二ヶ月後(10月)をメドに開催,電子メールで調整