情報処理学会 アクレディテーション委員会 ソフトウェアエンジニアリング分科会 2003年度第2回委員会 議事録(案) 日時 2004年4月5日(月) 16:10〜19:00 会場 (社) 情報処理学会 事務局内会議室 出席者 (順不同,敬称略) 松本(ASTEM),福田(九大),西(電通大),秋山(日本IBM),阿草(名大), 佐伯(東工大),大岩(慶大),沢田(京大;記録) 配布資料 2003-SE-2-1 アクレディテーション委員会ソフトウェアエンジニアリング分科会開催通知 2003-SE-2-2 大学学部等におけるソフトウェアエンジニアリング教育・訓練カリキュラムモデ ル例「JpN1」 2003-SE-2-3 IPSJ-SE教育・訓練カリキュラム表 2003-SE-2-4 IPSJ-SE推奨カリキュラム ? CCSE対応表 2003-SE-2-5 Computing Curriculum - Software Engineering --- Public Draft 3.1 --- (February 6, 2004)抜粋 2003-SE-2-6 日本技術者教育認定基準「情報および情報関連分野」分野別要件に関するキーワ ード案 2003-SE-2-7 米国の大学学部におけるSEおよびCEプログラム認定で審査対象となる項目(概 要) 議事 1.前回議事録の確認 Web上の議事録案を確認・承認した. 2.IEEE Computing Curricula 2001 -- Software Engineeringのなかの,情報処理学会モ デル案Jpn1について 西委員より,資料2003-SE-2-2,3,4に基づいてカリキュラムモデル案Jpn1の説明があっ た.Jpn1カリキュラムモデルの概要,およびJABEE認定基準の関係,ABET-EAC基準との関 係,IEEE/ACM-CCSEとの関係が説明され,さらにJpn1は三つの認定基準をともに満たしている ことが説明された. 次のような討論が行われた. ・Student Outcomesはいつの時点で確認するのか? 大学の中でOutcomesが達成できるような教育プロセスが実施され,常に監査・改善され ていることが認定されることをもって確認する.Outcomesそのものは直接審査の対象にはなっ ていない.Outcomesを客観的に審査するのが難しいことが前提である. ・主観的であってもOutcomesを直接評価しなければならないのではないか? 大学教育を評価する機構(Advisory boardなど)を大学自身が設け,その機構により監 査・改善が妥当に行われている根拠を示すことで,Outcomes評価が実施されていることとみな す. ・CCSEのStudent Outcomes statementの保証は難し過ぎないか? 日本の大学教育の現状ではJpn1に準拠したカリキュラムを実行したとしても,困難だと 考えられるので,将来的な達成目標とするべきで,それに向かった教育改善が行われているか を判定すべきである. ・総単位128単位という数字の意味は?多過ぎないか. CCSEに準拠するための数字である. ・一般教養の単位についてSEに特化できるような自由度があると良いのではないか? 逆に,SEの専門に特化した科目を縮小し,コンピュータに関するエンジニアリングにつ いての基礎的な科目設定とした方が様々な業界に適応できる人材が生まれるのではないか? いずれにせよOutcomesをどのように評価するのか,それをどのように認定するのかが重 要である. ・大学院教育との連係は? 大学院教育のカリキュラムが大学によってバラバラの現状にどう対応するか? 3.主査,幹事および委員人事 平成16年度,主査を松本委員長から阿草委員に交代,幹事を沢田委員から西委員に交代 することについて松本委員長から提案があり了承された. 松本委員は平成16年度以降も委員として継続,沢田幹事は退任,その他の委員人事は継 続することについて確認された. 4.2004年3月9日開催のアクレディテーション委員会議事結果報告 標記委員会において報告された資料2-6のCS,SE,IS共通の分野別要件キーワード案につい て大岩委員より説明があった.今年の夏に開催されるアクレディテーション合宿までにこのキ ーワード案に対するSE分科会としての意見をまとめて報告する必要がある. これに対して, ・既にfixされている大項目の構成からそもそも議論しなければならない. ・特に「(2)プログラミング能力」に関してはSE分科会として意見をまとめて提出すべ き. ・キーワード表とCCSEの必須項目,Jpn1との関係を調査・検証する必要がある. ・小項目については詳細すぎる部分がある,粒度が揃っていない. ・最低のコアを定めたキーワードであるが,項目を詳細に列挙するなら,各分 野(CS,SE,IS)毎に部分集合を定めることはできないか? などの意見が出され,今後も電子メールベースで継続的に議論することになった. この件についての議論結果について2004年度Fitの企画で発表する. 松本委員長より 2003-SE-2-7 に基づき,米国でのアクレディテーション審査の現状につ いて概要説明があった. スライド4のアウトカムズの「査定方法」については,そのような体制が学内でシステム 化されていることをアクレディテーションで審査するものである.具体的には,カリキュラム 委員会の記録,単位認定に関する会議記録など,学内の活動記録でもって審査される. 5.平成16年度の活動方針について 夏の合宿(期日未定)までに,必要事項について電子メールを中心に議論する.7月ころを 目処に会議を行う予定.別途電子メールで調整する.