アクレディテーション委員会 ソフトウェアエンジニアリング分科会 2000年度 第3回委員会 議事録 日時 2000年11月7日 14時〜17時 場所 (社)情報処理学会会議室 出席者 松本(武蔵工業大)、玉井(東大)、秋山(日本IBM)、大岩(慶大)、 鍛治(JIPDEC)、小林(東芝)、河尻(電通国際情報サービス)、 多田(電通国際情報サービス)、大力(新日鉄)、富樫(静岡大)、 原田(アルゴ21)、前澤(日立ソフト)、 宮本(はこだて未来大)、吉村(管理工学研究所) オブザーバ 粂野(三菱総研) 配布資料 SE2000-3-1 ソフトウェアエンジニアリング教育認定試行に関わるカリキュラ ム構成について SE2000-3-2 インドの「コンピュータコース」の「アクレディテーション」の概要 SE2000-3-3 情報処理学会 ソフトウェアエンジニアリング教育プログラム認定 のためのガイドライン(1.0版) SE2000-3-4 IT利用時代に対応するソフトウェアエンジニアリング 2000年度 IPSJ-SEWG合宿検討資料 SE2000-3-5 わが国大学学部におけるソフトウェアエンジニアリング教育をと りまく現状と課題 SE2000-3-6 2000年度ソフトウェアエンジニアリング分科会 活動報告 報告書 項目(案) 1. 委員交代および新規委員の報告 河尻委員から多田委員への交代、新規委員として前澤委員が参加すること が提案され承認された。 多田委員、前澤委員から自己紹介があった。 2. 今後のイベント予定の報告 12月11、12日 大阪工業大にてアクレディテーション試行 その後、京大にて試行する予定である。 1月26日 9:00〜18:00 ISシンポジウム 2月10〜12日 IS/SE合同合宿 2月19日〜21日 14th Conference on Software Engineering Education & Training(CSEET) 3月15日 13:30〜15:15 情報処理学会大会 特別講演・報告「教育カリキュラムとアクレディテーション」 IS、SE分科会の報告、アクレディテーション試行の報告を行う予定。 3月16日 9:00〜18:00 CS/SE/IS合同シンポジウム 場所:慶応大学矢上キャンパス 3. ソフトウェアエンジニアリング教育認定試行に関わるカリキュラム構成について 資料SE2000-3-1について、松本委員長からJABEE以外の認定基準(ABET、SWECC) の説明があった。JABEEのアクレディテーションでは1単位の時間数は米国と違っていて よいのか?という質問が出されたが、大岩委員から、アクレディテーションでは学習した 結果の到達度を問うのであって時間数は問わないという説明があった。 4. インドの「コンピュータコース」の「アクレディテーション」について 資料SE2000-3-2について鍛治委員から説明があり、インドでは国の独立機関で あるDOEACC(Department of Electronic Accreditation)協会が資格認定試験を 行うなどの現状が紹介された。コメントとして、イギリスから、アクレディテー ションに関する米国独歩の批判、認定機関間の相互交流やIFIPで討議すべきであ る、という声があがっていることが指摘された。 また、関連する資料として、以下に関して現在作成中の書類が回覧された。 ・企業が要求するソフトウェアエンジニアリングの知識体系 ・J97のソフトウェア科学/設計コースで指定された科目の実施状況調査 ・科目調査読み替え説明表 5. ソフトウェアエンジニアリング教育プログラム認定のためのガイドラインについて JABEEが2000年度に大阪工業大学に対して試行するソフトウェアエンジニアリング 教育プログラムの認定審査の参考資料(資料SE2000-3-3)について、松本委員長 より説明が行われた。これに対し、以下の質疑応答、コメントがなされた。 ・JABEEではSEを一つのエンジニアリング領域として認定しているのか? →認定されているわけではない。 ・付録1のカリキュラム(8)6ページについて、学生を設計ができるようにまで するために、科目が有機的に関連して統合されなければならないが、それは簡単 ではない。 ・付録1の学生(1)7ページについて、「大多数の学生」の意味は、「プロジェクトを 遂行できるだけの十分な数の学生がプログラムを履修する」という意味である。 6. IT利用時代に対応するソフトウェアエンジニアリングについて 松本委員長から、9月2、3日のIS/SE合宿においてSEWGで作成された、ソフト ウェアエンジニアリングの領域、およびソフトウェアエンジニアリングの技術分類 についての説明があった(資料SE2000-3-4)。 これに対し、以下の質疑応答があった。 ・"Great"はどのような意味で使われているのか? →「すばらしい」という意味と、「領域に跨った広範囲な」という意味の両方で使われ ている。 ・どういう教育内容が想定されるのか?  →米国の教科書を調査し、教育内容をまとめたブロック図表(IT-based System Building Blocks、Role of Software Engineering)を作成している。これを ベースに今後のソフトウェアエンジニアリングのカリキュラムを検討し、米国に対し ても提案を行っていく(松本委員長)。 ・資料SE2000-3-3の11ページに出ているカリキュラムモデルとの関連は? →資料SE2000-3-3のカリキュラムモデルは、認定試行のために、現状のカリキュラ ムをベースに作成したものである。 7. わが国大学学部におけるソフトウェアエンジニアリング教育をとりまく現状と課題について 資料SE2000-3-5について松本委員長から説明があった。この説明の中で、以下のコメン トが出された。 ・ネットワークを使った情報教育やソフトウェア構築ツールを使った産学共同教育の 在り方についても検討を進めたい(松本委員長)。 ・大学において産学共同の教育はできないものか?産業側から教育して欲しい内容も 提示してもらいたい。企業側の教育担当者が学生に対して教育を行うとともに、社員の 教育も大学側で行うことも考えられる(大岩委員)。 ・企業においては社員の情報教育にかなりのコストがかかっており、十分教育ができて いるとはいえない面もあるので、大学で教育してもらうニーズは確かにあると思われる。 企業で教育できる知識/できない知識、企業にとって必要な知識/不必要な知識の切り 分け・整理が必要である(前澤委員)。 8. 2000年度ソフトウェアエンジニアリング分科会報告書項目案について 資料SE2000-3-6を用いて松本委員長から報告書項目案の説明があり、了承された。 ・1.1のタイトルは仮題とし、報告書としてまとまってから題名を最終決定する。 ・1.1〜1.4までを2000年度の報告書としてまとめる。1.5についても可能であれば、報告書 としてまとめる。 ・報告書は3月末までに作成する。 9.その他 ・親委員会であるアクレディテーション委員会の委員として、玉井委員、秋山委員が加わり、 松本委員長、吉村委員を合わせ合計4名でアクレディテーション委員会に臨むことが了承された。 ・次回のアクレディテーション委員会は1月12日である。 ・次回のSEWGは1月23日(火)14時〜に仮決めとする。 以上