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化学実験中における危険回避と安全学習の両立に向けた情報提示タイミングの基礎検討
○内藤理佐,宗官祥史,藤波香織(農工大)
化学実験を行うその場で危険回避と安全学習を両立するために,
拡張現実感の概念を用いた化学実験支援システムについて検討し
ている.特に,道路標識や学習におけるヒントのように情報を提
示するタイミングが重要であることから,本論文では情報の提示
タイミングに着目し検討する.提示タイミングは,絶えず情報を
提示し続ける場合と手順ごとに情報を提示する場合の2種類であ
る.危険予知訓練をもとにした実験にて,提示タイミングと情報
の解釈のしかたの違い,および,提示タイミングが学習や記憶に
与える影響について調査し,その結果を報告する.