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Twitterを活用した災害時周辺情報の収集と情報精度の評価システム
○横部 径,仲谷善雄(立命館大)
災害時の複雑な状況に対して人々は多くの情報を必要としている。その情報収集手段の一つとして、従来のマスメディアやインターネットサイトに次いで、マイクロブログと呼ばれるWEBサービスによる個人間の情報交換が注目されている。特にその代表格であるTwitterは2011年の東日本大震災において個人が自由に震災の情報発信を行い、活発な意見交換がなされたことは記憶に新しい。しかしその一方で悪質なデマや無根拠な情報がTwitterを通じて拡散されて無用な混乱を引きおこしたという弊害も発生している。またTwitter上の情報は膨大で、人々が災害時においてその中のどれが有用でどれが不要であるのか判断するのは災害時の極限状況の中では至難である。本研究では、災害時における人々の情報収集による2次災害の防止という観点から、災害の当事者にとって最も必要である周辺情報をTwitter上から効率的に収集して整理する手法と、その情報の信憑性を評価することでデマの拡散を防止する枠組みを提案する。