6ZD-6
学習者間の相互評価を用いたソーシャルラーニングによる学習支援システムの提案
○若林亮太,矢吹太朗,佐久田博司(青学大)
学生の授業に対する意欲の低下が問題視されている。
学習への動機付け、学習意欲を喚起する方法が模索される中で、
学習にゲーム的要素を組み合わせる取り組みもみられる。
そこで本研究では、学生間のコミュニケーションを取るシステムに
ゲーム性を持たせ、学習者同士が互いに評価するシステムを、
SNSを利用する形で実現する。
SNSには評価された数やコメントを取得することのできる仕掛けが
備えられているため実装は容易に行えるからである。
評価対象は静止画や動画などの課題とする。
これは学習者でも比較的容易に結果の評価を行うことができる
学習課題だからである。
このように教育にゲーム性を導入することによって、
学習者の学習意欲が向上することが期待される。
このシステムを運用する際には学習者同士の評価の妥当性が問題になるが、
それを客観的に評価する方法についても議論する。