6ZC-1
利用者間の関係を考慮した協働作業空間の生成に関する研究
○飯沼秀行,笹井一人,高橋秀幸,北形 元,木下哲男(東北大)
本稿では,利用者間の関係を考慮した協働作業空間の生成を行う手法について提案する.
近年,遠隔地の人との協働作業を支援する様々なシステムが提案されている.それらのシステムにおいて,利用者が協働作業空間を生成するには大きな手間がかかる.既存研究では,空間のテンプレート化や協働作業を行う利用者間の共通点に注目した空間の生成などが行われていた.しかし,何のために協働作業をするのか等, 協働作業の目的が不明確であるため, 協働作業を効果的に遂行可能な空間の生成は困難であった.そこで本研究では,協働作業を行う利用者間の関係性や利用者が何を目的に協働作業を行うのかを考慮して, 協働作業を効果的に遂行可能な空間を生成する手法を提案する.