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Pushback方式によるIPトレースバックの検知範囲の拡張に関する検討
○岩崎祐也，朴 美娘（神奈川工科大）
Pushback方式によるIPトレースバックにおいて、従来はPushback動作を行う契機となる基準値が一定であったため、攻撃元に近いルータではPushback動作が行われにくく検知範囲が十分広くならないという課題があった。本稿では、基準値を通常のネットワークを観測することによって個々に適切に設定することにより、より攻撃元に近いルータまでPushback動作を行わせることができるようにすることで、検知範囲を拡張する手法について検討する。