6X-8
農作業記録における音声入力の有用性評価
○住澤卓也,伊藤克亘(法大)
近年、食の安全に関する動きは盛んで、生産履歴の管理がより重要と
なっている。農業従業者は作物を出荷する際、JAに生産履歴を提出している。提出方法はOCRシートの記入かPC入力である。しかし、これらの提出方法は
記入できる内容が異なり、利用者間で生産履歴に対する認識の違いがある。
そこで、本研究では音声を用いて農作業内容を記録するシステムを提案する。また、従来研究では要素技術の性能評価のみの研究が多いため、利用者に
対する利便性の評価が行われていない。本研究では主観評価を行い、音声を用いた記録方法の有用性を確かめる。
農業を行う人たちに協力を得て、作業中におけるマイク装着や発話の
負荷を調査し、アンケートによる主観評価を行った。また、蓄積データとの
相互相関による比較により、認識率を向上させた。