6X-5
自転車走行者による路面情報抽出機構の設計
○多田真之,並木 豊,戸辺義人(電機大)
 近年,移動の柔軟性や環境保全の目的により,自転車を利用する人が
増加している.しかし,路面状態の悪化や未整備にともない,自転車同士の
接触や走行者の転倒といった事故が増加している.そのため,路面状態の
調査および整備を早急に行う必要がある.一方で,路面状態の網羅的な調査には
コストを要し,広範囲の調査が困難とである.そこで,自転車走行者に
加速度センサを装着し,加速度信号から路面情報を分離する方法を提案する.
 本研究では,加速度センサから取得したデータに対して独立成分分析を
用いることで,自転車走行者の動作と路面情報の分離を行い,路面情報を
抽出する.