6W-7
環境認識型ネットワークを利用した信頼性の高い害獣検知システム
○柴田頼紀,杉浦彰彦(静岡大),小林秀幸(仙台高専),中井一文,江崎修央(鳥羽商船高専),山端直人,糀谷 斉(三重県農業研究所)
知的環境認識ネットワークを利用した害獣検知システムにおける信頼性向上を図った.
提案システムでは害獣を検知した際に近隣のAPと検知情報を照合し,検知の信頼度を作成する.
また,端末間の通信におけるパケットの再送によってデータ転送の保証を行う.
本研究では干渉を抑えつつ確実なデータ転送が可能となる再送周期を求める.
実機を用いた屋外での実験の結果,適切な再送周期を用いた場合に最大で94.6[%]の通信成功率となることがわかった.
これらの結果を基に害獣検知システムの試作を山間部の農作地に設置し,実験を行った.
実験で得られたデータからシステムの評価と検討を行う.