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タッチタグを活用した医療過誤防止システムの提案
○生田脩二,村田嘉利,佐藤永欣,高山 毅(岩手県大)
医療過誤は患者に対して重大な被害を与えることから、医療の安全に対する意識は高まり続けている。
 その中で、ICタグやバーコードを利用した医療過誤防止システムが存在する。それらのシステムは、タグにリーダをかざし読み取るという動作が必要であり、多忙な医療業務においてそれは、大きな作業負荷増といえる。
今回、タッチタグを用いることにより作業負荷の増加を抑えた医療過誤防止システムを提案する。タッチタグは人体通信を利用したICタグである。患者と点滴等の医薬品にタグを付加し、医師や看護師がリーダを携帯する。医師や看護師が患者や医薬品に触れるという自然な動作の中で、患者と薬品の照合等を可能にする。