6S-4
画像処理を用いたテニス競技におけるデータ自動記録・分析手法の提案
○北原 駿,内田 理(東海大)
 近年,野球やサッカー,テニスなど,多くのスポーツ競技において,様々な要素を数値化し選手の技術向上や戦術の改善などに役立てる傾向にある.
しかし,データの集計の多くは未だ手作業で行われているのが現状であり,詳細な情報を記録するためには多大な労力を必要とする。自動的に記録する装置も存在するが,それらの多くは高価なものであり,誰でも気軽に使えるような状況とはなっていない.
 そこで本研究では,市販されているビデオカメラを用いて撮影された単視点テニス競技映像から,選手の動きやボールの軌跡,打点などを自動的に記録し,競技者に有益な情報を提供する手法を提案する.実際のテニス競技映像を用いて検証実験を行ったところ,提案手法の有用性が確認できた.