6Q-5
階層的な画像の圧縮復元方式と評価
○佐保田拓磨,米本京介,吉田眞澄(筑波学院大)
本学ではつくば市の地域再生計画の一環として、バーチャルスタディマップ(VSM)の開発に取組んでいる。これまでに、名所旧跡のCG化や画像のDB化、さらにDB化した各種構造物を階層的に検索できるシステムを報告した。本稿では、画像を効率よく転送するための階層構造による圧縮復元方式および、評価実験の報告である。圧縮では画像全体を2*2の図形構造でパターンコード化し4ビットで表現した。
転送では画像全体を4*4~128*128ごとの解像度で順次送信した。その際にパターンコードの最上位ビットから最下位ビットを順次送信した。評価実験においては画像の輪郭強調によって鮮明化した画像のDBを作成し、圧縮復元方式に基づいて原画像と比較した。圧縮率は全体の約1/4であった。