6Q-4
顕著性マップ上の顕著点の分布に基づいた物体認識手法の提案
○高瀬竜哉,亀田昌志,Prima OkyDickyArdiansyah(岩手県大)
人の注視を再現した顕著性マップによって,画像中の物体位置を事前に
定義できるようになり,より効率的な圧縮や符号化が可能になった.
このとき,位置の情報のみならず,その物体が何であるかをも知ることが
できれば,被写体ごとにより最適な画像処理が可能になる.
そこで本研究では,顕著性マップから得られる顕著点の分布に基づいた
物体認識手法の提案を行う.顕著性マップとそれを構成する三種類の
特徴マップから顕著性が強く現れている点を抽出し,その相対的位置関係を
見て物体の判別を行う.
提案手法により,原画像の特徴量を用いない事ことで物体認識処理を
行う際に扱う情報量が少なくなり,処理自体の簡略化が期待できる.