6D-1
モビリティクラウドの概要について
○山本理浩,中村三夫(TIS)
山間部や都市周辺部の低密度居住地域は現状自動車中心の交通体系であるが,公共交通はデマンドバスでも持続可能性が低い一方,地域には自動車交通は一定量走行している現状であり.社会総体としては資源を活用しているとはいえない。本論では自動車を地域のモビリティの資源とみなし,交通不便者の移動需要を自動車利用者の移動にマッチさせることで自動車への同乗(乗合い)を促進するシステム(モビリティクラウド)を開発・実装し,地域の全体でのモビリティを高め,地域活性化を図ることを目的としたICTについて概説する。