6A-1
テスト結果の履歴情報を用いたテスト項目間の関連抽出手法の提案
○佐々木愛美,河村 透,小笠原秀人(東芝)
ソフトウェア開発のテスト工程ではテストの実施と不具合の修正を繰り返し行う。ソフトウェアを変更した時、変更個所の動作確認に加えて、その変更によりそれまで正しく動作していた機能に不具合が生じるデグレードも確認する必要がある。
対象ソフトウェアの規模によってはテスト項目が数千~数万件となり、不具合を修正する度にテスト項目を全て実施することは難しい。不具合を早期に発見するためには、デグレードを検出する可能性が高いテスト項目に絞って実施したい。
テスト結果の履歴情報を基に変更箇所の動作確認のテスト項目と関連が強いと思われるテスト項目を抽出し、よりデグレードを検出する可能性が高いテスト項目として優先的に実施する手法を提案する。