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指尖容積脈波測定によるストレス診断支援システムに関する研究
○高橋知央(釧路公大),林 秀彦(鳴門教育大),皆月昭則(釧路公大)
近年,躁うつ病などの気分障害患者が大幅に増加しており,
平成20年には約104万人にのぼっているという報告がある.
このような病はストレスに起因するもので,
ストレッサーが多岐にわたる現代社会において,
私たちは高い発症リスクを抱えている.
心の病の特徴として,無意識レベルで発症リスクが
高まっていく点が挙げられる.本研究では,ストレスレベルを
客観的かつ定量的に評価することで自身が主観的に感じている
ストレスレベルとのギャップを可視化し,病の重症化予防や
予防的管理行動へのインセンティブを働かせるシステムを開発した.
本研究では,ストレスに影響を受ける生体信号,指尖容積脈波に着目し,
内的シグナルを表出化することにより,心的疾病リスクに対する
自己管理を支援する.