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肺野構造解析に基づく胸部CT像とMR造影像との対応探索法の検討
○韋 鶯鶯,岩男悠真,後藤敏行,影井清一郎(横浜国大),岩澤多恵(神奈川県立循環器呼吸器病センター)
X線CTは画素値が安定であるために形態情報の解析が容易である。
一方、MRはさまざまな機能画像を得ることができるという特徴を持つ。
肺野は、2分木構造の気管支と肺葉・区域といった構造で構成されている。
CTとMR画像を統合することができれば、肺野の機能を生理学的構造に
したがって解析することが可能になる。CT画像とMR画像の統合にあたって、
分解能、コントラスト、描出組織、呼吸による変位が問題になる。
本研究では、これらの問題を回避して、3次元CT像とMR造影像に
対して精度良く対応関係を求める方法について報告する。