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咀嚼・嚥下連携動作の検出を用いた嚥下障害検査手法の提案
○宇野修司,河合 純,金田重郎(同志社大)
咀嚼した食べ物を嚥下する動作が上手くできない障害である,嚥下障害の検査手法として,医師が喉に触れて検査する反復唾液嚥下テスト(RSST)が最も簡単で安全な手法として用いられている.しかし,RSSTは,認知症患者など,被験者が検査手法を十分に理解が出来ない患者には適用が困難である.そこで,本研究では,センサを用いて,咀嚼と嚥下を計測し,その連携動作を確認することにより,咀嚼は行っているが,嚥下反射が起こらない状態を検出し,嚥下機能を評価する事で,嚥下障害の初期段階から検出できる,嚥下障害検査手法を提案する.これにより,認知症患者を含め誰にでも,食事中に嚥下障害の検査や嚥下機能の評価を行えるようになる.