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遠隔リハビリテーション支援システム-マーカレス動画認識による片麻痺機能テスト-
○望月俊克,伊藤健太,原山美知子(岐阜大)
近年,人口の高齢化によりリハビリテーションを必要とする患者数が増加している.しかし医師不足や移動の問題のため,在宅でリハビリテーションを行なえることが望ましい.
在宅で医師の指導を受けるためには遠隔システムによる支援が不可欠である.
片麻痺機能テストとは,患者に上下肢を挙上してもらい,上がった角度,速さを計測することで片麻痺の回復度合いを診断するものであり,リハビリテーションを進めるうえでの重要なデータとなる.本研究では診断テストの自動判定を目指す.一般家庭を想定して,特別な撮影環境を要求せず,患者へ特別な器具などを装着も必要としない,顔認識を利用した判定法を考案した.このシステムは遠隔地での指導にあたる医者へ有用な情報を提供することができる.