5ZD-6
複数波長の赤外光源を用いた物体認識手法
○田中琢磨,阪口紗季,松下光範(関西大)
本研究では、異なる波長特性を持った複数の赤外線LED光源と、
複数種のIRフィルタを組み合わせた物体認識手法を提案する。
カメラを用いた物体認識では、マーカを利用する手法が数多く提案されている。
この手法は、物体側に複雑な機構を用意する必要がないという利点がある一方で、
パタンの変更に手間がかかるという問題がある。
我々の提案手法は、IRフィルタで構成されたマーカに照射する赤外光の波長を切り替えることで、
異なる形状としてカメラに認識させることができる。
赤外光はユーザには非可視であり、IRフィルタは赤外光のみを透過する特性を持つため、
マーカにIRフィルタを重ねあわせることで、その存在をユーザから秘匿することができる。