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プレゼンテーション時の情報提示における発表者の視線インタラクション特性の解析
○三宅 秀,吉田圭介,山本倫也(関西学院大),長松 隆(神戸大),渡辺富夫(岡山県大)
近年,情報機器を介したインタラクションを行う場面が増えており,
一方で,発表者と参加者の間で場が切り離されてしまい,身振り
手振り等の身体的な情報がうまく伝わらなくなっている.本研究では,
身体的プレゼンテーション支援を実現するため,独自の
Eye-Tracking 液晶ペンタブレットを開発し,発表者の
視線インタラクション特性の解析を行っている.具体的には,
液晶ペンタブレットを用いたプレゼンテーションにおいての座位と
立位での視線情報とペンの位置座標,発話音声を記録,分析し,
情報提示を行う発表者の視線は1 秒程度発話に対して先行しており,
立位の情報提示時における発表者は指示対象を視認して,約1 秒後
説明を開始し,0~0.5 秒遅延して指示対象の強調を行っていることを
明らかにした.