5ZB-8
CG空間での棒巻き付け縄による縄文土器紋様の再現
○高井健吾(愛知工大),植田 真(パスコ),高木隆司(神戸芸術工科大),水野慎士(愛知工大)
縄文土器は紀元前14000年から紀元前300年頃まで制作された世界最古の土器の一つであり,表面に施された様々な紋様が特徴となっている.縄文土器の代表的な紋様は土器表面に縄を転がすことで生成される回転縄文であるが,縄の種類は多種多様で,用いる縄によって生成される紋様も異なるため,縄文土器の回転縄文の解析と理解は考古学者にとって重要な研究課題の一つである.そこで筆者らはCG空間で回転縄文の生成を対話的に再現する手法について研究している.特に本稿では棒に縄を巻き付けた構造を持つ棒巻き付け縄による回転縄文の対話的生成について報告する.