5ZB-3
メタボールを用いた樹木モデリングに関する研究
○秋山公平,北嶋克寛,赤木康宏(農工大)
 CGによる樹木のモデリングに関する研究はこれまでも数多く行われている.しかし,その多くは枝の生え方などの全体的な樹木形状生成に注目した研究である.このような研究では,幹や枝を円柱の集合として表現していることが多いが,近くで見ると不自然さがある.
 本研究では,幹や枝のなめらかな接続や幹の凹凸を実現するために,メタボールを応用した樹木のモデリング手法を提案する.メタボールの中心を線分に拡張したものを使用し,メタスティックと名付ける.従来の円柱の代わりにメタスティックを使用して樹木をモデリングすることで,なめらかな枝分かれや,凹凸のある幹を持つ樹木を簡単にモデリングすることができるようになった.