5ZB-1
遺伝的アルゴリズムによる植物ホルモンモデルに基づいた植物グラフィックの自動生成
○上原和樹,赤嶺有平,遠藤聡志(琉球大),根路銘もえ子(沖縄国際大)
 近年,コンピュータグラフィックスの分野では自動生成に関する研究が盛んに行われており,なかでも植物に関しては精細な表現がなされている.しかし,それらの外観は実際の植物とよく似ているが植物内部の機能は考慮しないため,周囲環境からの影響による複雑な植物形状の表現が困難である.
 本研究では,植物の形状や成長を決定しているとされる植物ホルモンを形状生成に反映することで,植物形状の自動生成を行う.植物モデルは物理環境や周囲などの外的刺激への応答としてホルモンを合成し,ホルモンの種類や合成量,閾値などを遺伝的アルゴリズムで探索することで,周囲環境に適応した植物の形状を表現する.