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地磁気・加速度センサとカメラを用いたスキージャンプ選手の指導者支援システムにおける加速度とカメラを利用した距離推定
○高間木遼太,佐藤永欣,高山 毅,村田嘉利(岩手県大)
スキージャンプの指導方法はコーチ自身の経験・勘による方法が主流である.しかし,このような指導方はコーチの指導能力や経験に依存し,必ずしも根拠に基づかないことが多い.
そこで我々はコーチの指導を補助するシステムとして,地磁気・加速度センサとカメラを用いてスキージャンプ選手の踏切動作をモニタするシステムを開発している.
ジャンプの要因の7,8割は踏切で決定される.しかし,練習では人員の関係上,飛距離の測定を行なわない.その結果,飛距離と踏切動作との関係が明確ではない.
この論文ではこれらの問題に対して,加速度センサとカメラを用いて,踏切と飛距離の関係を定量化するシステムを提案し,評価を行う.