5Z-5
環境発電型WSNにおけるデータ到達率向上方式について
○稲葉友紀,渡辺 尚(静岡大)
環境発電(エナジーハーベスト)とは自然エネルギーを電気エネ
ルギーに変換する技術である.ノードに環境発電を適用すること
で,半永久的にネットワークを稼働させることが期待できる.し
かし従来のバッテリー駆動のノードとは異なり,不安定な電力供
給であるため従来のプロトコルでは効率のよいデータ収集が行え
ない.本研究では環境発電を用いた無線センサネットワークのデ
ータ到達率を向上させるために,中継データ数によって各ノード
の送信電力を制御し,適切な通信範囲で通信する方式を提案する.
また性能を評価し,提案方式の有効性を示す.