5Y-6
地磁気・加速度センサを用いた工場でのピッキング作業モニタリングシステム
○河野 悠,佐藤永欣,高山 毅,村田嘉利(岩手県大)
工業製品の品質確保には,設計,部品をはじめとして様々な留意点があるが,中でも組立工程が極めて重要である.部品の仕分け作業をピッキング作業といい,ピッキング作業でミスが発生すると製品の品質に問題を抱え,後で修正,最悪の場合廃棄になる.その場でミスに気付いたとしても,その時点で生産ライン全体を停止や修正が必要になり,生産性を低下させてしまう.
本研究では地磁気・加速度センサを利用し,作業員に取り付けた地磁気・加速度センサの値から鉛直方向を求めることで加速度から重力の影響を軽減する,その上で作業員による癖などの動きの違いを吸収し,ピッキング作業者の動きをトレースしピッキング作業が正しく行われたかどうかを判別する.