5Y-4
デッドレコニング開始前のセンサデータを自動学習に用いた屋内歩幅推定手法の検討
○三宅孝幸,新井イスマイル(明石高専)
歩行者向けのデッドレコニングには、歩幅の正確な推定が不可欠である。
歩幅推定では、教師あり学習を用いた手法、身長とセンサ値の相関から導
いた計算式を用いた手法等が考案されているが、歩幅は歩行者の体調や同
行者等の影響で日々変化すると考えられ、前者は一定の精度を得ているが
リアルタイムな歩幅推定には対応できず、後者は精度が悪いという問題が
ある。そこで、歩幅は歩行者の状態や周りの環境に影響し、デッドレコニ
ングが不要な屋外から、必要な屋内に移動したときに大きく歩幅は変化し
ないという仮定のもと、歩行者に取り付けたセンサ等のデータから自動学
習を行い、日ごとの歩幅を推定する手法を提案し、その性能を評価する。