情報処理学会 第74回全国大会講演要旨

家電ネットワークを介して各種家電製品(アプライアンス)の機能を協調分散させることにより、筐体の枠を超えた新サービスの提供が可能である。本研究は、生活空間の中に家電筐体内蔵、あるいは単体機能アプライアンスという形で分散配置された各種センサやアクチュエータと、クラウドコンピューティングとを連携させるネットワークプロトコルを提案する。湿度センサ情報をセンサネットワークを介してクラウドへ送信する衣紋掛けアプライアンスや、クラウドの音声情報を手元で再生するラジオ内蔵型スピーカーアプライアンスなどを試作し、クラウド内の仮想的な衣類取り込み処理アプライアンスでそれらの連携を試みたので、試作システムを紹介する。