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階層型MIPv6における自律的負荷分散方式の改善法
○魯 文心,井手口哲夫,奥田隆史,田 学軍(愛知県大)
IPv4の枯渇およびIPADなどの携帯端末の普及に伴い、モバイルIPv6の活躍がこれから期待される。Mobile IPv6 (MIPv6) において、頻繁なハンドオーバにより、通信品質の劣化問題が存在する。一つの解決法として、自律的負荷分散方式が提案されている。しかし、この方式では、通信中のMNが多い場合、負荷分散が十分に行われないという欠点が存在しています。
 本研究では、自律的負荷分散方式の改善法として、上下MAP間のMN担当数を一定比例とする方式を提案し、通信中のMNが多い場合の負荷分散問題を解決する。
 さらに、負荷の差の大きい順に分散処理していくという方法を提案し、分散効果を向上させる。