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指尖脈波解析を用いたユーザの生体情報に適応動作するソフトウェア構築の提案
○新井 駿,尾平和久,福原 遼,戸辺義人(電機大),雄山真弓(阪大)
現代社会に生きる人々にとって疲労やストレスは日常的に向き合わ
なければならない問題である。心理的な疲労やストレスを推定する
方法として自律神経バランスを利用したものがある。自律神経バラ
ンスは指尖脈波の揺らぎ波形を周波数解析することにより得られ、
周波数スペクトルであるLF成分とHF成分を利用したLF/HF比により
評価することができる。我々は、こうした情報からユーザの精神的
状態を推定し、それに適応動作させるソフトウェアの構築を目指し
ている。本稿では、その一試みとして、Android携帯電話用共通ライ
ブラリについて述べる。