5V-1
スマートフォンの搭載センサと近距離通信を利用したマナーモード領域識別アルゴリズムの設計
○矢嶋 航,佐藤 喬,荒堀喜貴,多田好克(電通大)
携帯電話は,端末のある場所や動作の状況に応じて各種のマナーモードを切り替える必要がある.モードを手動で切り替えるのは手間であり,自動化が望ましい.本研究では,まず,マナーモード領域を自宅,睡眠,職場,公共施設,病院,外出,電車,バス,運転中の9種類に分類する.そして,スマートフォンに搭載された複数のセンサと近距離通信を利用して端末の場所と動作の状況を推定し,最終的にどれかの領域に対応付ける.場所推定では,ロケーションに強く依存するGPSは使用せず,Wi-FiとBluetoothを用いる.状況推定では,重力と方位のソフトセンサを改良し,正確な加速度を取得する事により高い識別精度を得る.