5U-10
コンピュータによる鳥の羽ばたきの擬音生成
○山道拓也,徳永幸生(芝浦工大),杉山 精(東京工芸大),阿部匡伸(岡山大)
現在,映画では効果音は重要であり,実際に収録した音よりも擬音として作成された音の方が多く使用されている.
そこで我々は,コンピュータを用いて擬音を加工し,様々な効果音を作成可能にすることを目指している.
本研究では,鳥の羽ばたきの擬音に着目し,異なる羽ばたき周期の擬音をコンピュータで加工して生成する.
傘の布面積は該当する鳥の翼面積に見立てて決定し,開閉テンポについても鳥の大きさに応じて決定した.
半径44cmの傘(開閉周期3.2回)と58㎝傘(開閉周期2.0回)で作成した擬音を使用し,ピッチ変換を用いて,
中間の半径傘に相当する51㎝傘(開閉周期2.0回)の擬音を生成した.
生成した擬音の評価はプロの音響ディレクターが作成した擬音との受聴比較をした.