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局所法線分布分析に基づく3次元物体認識に有効な高独自性領域抽出手法
○永瀬誠信,秋月秀一,柴田悠太郎,橋本 学(中京大)
ロボットによるビンピッキングのための3次元物体認識では,オク
ルージョンが頻繁に発生するため,モデル内の複数の部分領域との
照合が重要である.本稿では,可能な限り少数の形状的独自性の高い,
認識に有効な部分領域を自動決定する手法を提案する.3次元形状モ
デルを部分領域に分割し,各領域に含まれる3次元法線分布をもとに
部分領域の独自性を評価する.モデルにおける独自性の高い部分領域
を用いることで,対象物体との照合時に,誤対応を起こしにくい物体
認識を行うことができる.9個の平面から構成される3次元形状モデル
を用いた実験より,形状的独自性の高い部分領域が選択されていること
を確認した.